山の豊かな環境を守る守り人
髙竜ジビエ工房では、日々有害鳥獣捕獲・指定管理捕獲・狩猟と、鹿と猪の捕獲をしています。駆除とはいえ何年も前から「自然から頂いた恵みを美味しく感謝して頂く」を心に大切にお肉を頂いています。
自然界では人と動物との共生バランスが様々な要因から崩れ、人の目線から見た所謂「被害」、また狼などの絶滅や他の原因により山の食物連鎖が崩れ、年々鹿の個体数が著しく増えて山の自然環境が崩れています。
近年における熊被害も大食感の鹿が増え山の穀物を自然バランス以上に食べている事も大きな要因となっていると考えます。要因はそればかりではなく、ハンターの減少や都心部には無い人里と獣などとの「境界線」が徐々に山に押されてきています。
ただ鹿や猪や熊・鳥が決して悪い訳ではなく、自然バランスを人の手によって個体数調整するため、有害鳥獣という形で私たちは駆除を行なっています。しかしそれも今現在正しい事であるかの「答え」は誰にもわかりません。
髙竜ジビエ工房では、全ての人は「自然の恵みに生かされている」と考えております。「鹿・猪・熊・鳥」「魚」「山菜・野菜」全て生命体であり、平等な命と考えます。私達が食物連鎖の頂点とも考えてはいませんが、人は様々な優れた知能を与えられました。
無差別に奪うのでは無く、それぞれ美味しい時期の有害鳥獣をなるべくストレスなく捕獲し、私達が頂ききれない自然界からの恵みの余剰分を余す事なく美味しく皆様にご提供し食べて頂く事によって「頂きます」を重んじ、命を余す事なく力に変える事により、また私達の元に自然界からの恵みが頂けるという「自然への感謝」という理念の元、「髙竜ジビエ工房」は日々自然と向き合い、生きています。