鹿肉について
About Venison

部位と美味しい食べ方

猪肉はクセが少なく食べやすいジビエです。すべての部位を余すことなく美味しくいただけるよう、臭みを抑えるコツやおすすめの調理方法などをご紹介します。また、高たんぱく・低カロリーで鉄分を多く含んでいるため、スポーツを好む方・ダイエットをしている方・育ち盛りのお子様・貧血気味の方からも好まれ食されています。猪の肉質は、種類や年齢や性別、捕食している餌によって大きく左右されます。食べ比べも楽しめる近年人気の肉となっています。

肩ロース

クセがほとんどなく柔らかく、秋冬は脂が乗ってさらに美味しいです。

  • ステーキ
  • すき焼き
  • みそ焼き
  • カツレツ
  • ぼたん鍋
  • ハム
  • スライスソテー

バラ肉

筋肉と脂肪が折り重なっている「三枚肉」柔らかい肉質です。

  • 焼肉
  • 角煮
  • シチュー
  • ベーコン
  • チャーシュー
  • ジャンロー

カタ、ネック

小さい筋肉が束になっているため、ひき肉として使うことで調理の幅が広がる部位です。

  • ハンバーグ
  • ミートローフ
  • 麻婆豆腐
  • ソーセージ
  • ひき肉料理

背ロース

筋が少なくとても柔らかく、脂と赤身のバランスが抜群。冬は特にたくさん脂が乗っている部位です。

  • ステーキ
  • すき焼き
  • カツレツ
  • ぼたん鍋
  • 焼肉
  • スライスソテー

内モモ

筋肉が大きくて筋が少ないので厚めに切っても美味しいです。適度な脂身でジューシーな味わいです。

  • ステーキ
  • ロースト
  • カツ

外モモ

冬は脂が多く、夏は赤身の旨味が濃い部分です。

  • カツ
  • 生姜焼き

ヒレ

筋膜が薄く脂がなく柔らかいのが特徴の希少で高級な部位です。

  • ヒレカツ
  • 角煮
  • アヒージョ

スネ

筋が多いが骨つきのまま茹でると味が濃く深みを感じることができます。

  • 餃子
  • ハンバーグ
  • 煮込み料理

内臓

すべての部位が食べられます。

  • 心臓
  • 肝臓
  • 腎臓
  • 胃腸

生臭さを感じた時の処理方法

臭みが出ないような適切でスピーディな処置を行っていますが、気になる方は以下の方法で試してみてください。
1.解凍したシカ肉を5〜15%の塩水に入れて1〜2時間つける
2.赤くなった水を取り替える
3.①~②をお肉が白っぽくなるまで繰り返す
他にもお酒をまわしかける、塩麴、牛乳、ヨーグルトにつけるなどの方法があります。

おいしく調理するコツ

鹿肉は脂肪分が少ない赤身の肉なので、水分や油分を加えずに火を通しすぎると固くなってしまいます。そのため、調理するときは焼きすぎないのがコツです。一度焼いてから煮込んだり、低温ローストをすると柔らかくジューシーに仕上がります。
スパイスやハーブで味付けすれば洋風に、からし醤油などで食べれば和風に、さまざまなアレンジが楽しめます。